フィッシングガイド

ニュージーランドは、まさに釣り人たちの楽園のような所。手つかずの自然と、そこを流れる澄み切った川の流れ。奔放に戯れる、大型の鱒たち。そんな、鱒に魅入られた釣り人たちが夢見る世界が、確かにここ、ニュージーランドには存在します。

でも、「ニュージーランドに行けば必ず釣れる!」というのは大きな誤解。管理釣り場ではありませんから、天候を読み、的確にポイントを選択する力が常に要求されるのは、場所をニュージーランドに変えたところで同じこと。だからこそ、「海外での単独釣行は無謀」とまで言い切る人もいるほど、フィッシング・ガイドの存在は重要になります。いつ、どこへ行き、どんな状況の下で、どんなフライやルアーを選択するのかetc.。読み間違えればほんの1尾の鱒に出会うことすらできないことがほとんど。逆に言えば、その読み次第で限られた時間が実に思い出深いものにも変化するはずです。
フィッシング・ガイド

フィッシング・ガイドの冨士本は、当然ながらクイーンズタウン周辺の釣り場を熟知。ポイントは、当日の天候(気圧配置、風向き、気温etc.)や釣り場の状態から最適と思われる場所を選択していきます。また魚を見つけることに関しては経験豊かな釣り人たちが一様に驚くほどの眼の持ち主で、サイト・フィッシング中心のクイーンズタウン周辺の釣りにおいては最も重要な能力を持ったガイドと言えるでしょう。
これまでもルアー、フライ問わず、初心者から上級者まで沢山の日本の釣り人をガイドし、そしてリピーターとして定着してきて頂いている実績があります。
フィッシング・ガイドとしての能力や信用度はもちろんのこと、日本人同士の確実なコミュニケーションのもと、日本の釣り事情にも詳しいガイドができることは、決して少なくありません。限られた時間の中で結果を生み出すには、これも大切な要素のはずです。

クイーンズタウン周辺の釣り

フィールド

南島・サザンアルプスの只中に位置する国際的観光都市クイーンズタウン周辺には、車で1~2時間の移動の範囲内に実にバラエティ豊かなフィールドが存在します。澄み切ったスプリング・クリーク、力強く流れる大型河川、中規模のマウンテン・ストリームから日本の里川を思わせるような小川まで、釣り人を飽きさせることがありません。世界的にブラウン・トラウトのライズの釣りで名高いマタウラ川や、 テ・アナウ周辺の川や湖までもが射程圏内です。
絶景の中でフィッシング

釣りのスタイル

【フライフィッシング】
基本的には、河川のサイト・フィッシング(魚を見つけてから、狙い撃ちする釣り)が中心になりますが、当然のことながら、戦略は状況により変化してきます。高水位時や春の雪代の時期には、ニンフィングが特に効果的なことが多いかもしれません。
またフローティング・ライン使用の、ドライフライやニンフのナチュラル・ドリフトが基本ではありますが、お好みにより中~大型河川や湖での、ダブルハンドの釣りなどにも対応可能です。
フライ・フィッシング

【ルアーフィッシング】
お好みのスタイルに合わせてありとあらゆる釣りが可能、と言っても良いかもしれません。川から湖まで多彩なポイントが存在しますから、それぞれのポイントに合った釣りのスタイルを選択します。上級者には、比較的小さな川でのサイト・フィッシングが面白い選択肢です。
ルアー・フィッシング

ターゲット

対象魚は、レインボー・トラウトブラウン・トラウトキンナット・サーモン(陸封型サーモン、主にルアーの対象)の3種。運がよければ70cmに迫るような大物も夢ではありません。あるいはタイミング次第で、50cmオーバーの数釣りなんていうことも起こるかも知れません。

一般的には、ブラウンは非常に警戒心が強く、針にかけるまでのプロセスが肝心なテクニカルな釣りに。レインボーは針にかかってからの強烈なファイトを楽しむエキサイティングな釣りになります。サーモンは‥釣ってみてからのお楽しみ。
ターゲット

タックル

基本的な道具はレンタルも可能ですが、ストレスなく釣りをするために、できるだけ使い慣れたご自分のタックルを用意されることをお勧めします。

【フライフィッシング】
ドライフライが中心となる夏~秋では4番ロッド。水量の豊富な春は5番の使用頻度が高くなります。最も汎用性が高いのは5番でしょう。大河川や湖での釣りにならない限りは、6番以上のタックルの出番はありません。

ラインシステムに凝る必要はそれほどありませんが、リーダー+ティペットで最低でも12~13ftは必要になります。リールはドラグ機能がしっかりとしたものをご用意下さい。リールファイトになることがほとんどです。リーダー、ティペットは、5X前後。フライラインは、暗色、または自然色のライン(モスグリーン、グレー、ダーク・オリーブなど)を、できればご用意下さい。

使用するフライはドライ、ニンフ共に、#14~#18程度のメイフライ系、#10~#16程度のカディス系、#10~#16程度のテレストリアル系の、ごく一般的でシンプルなものが主流です。日本の釣り人から見れば古典的なフライが多いかもしれません。先進的な日本のパターンを利用される価値は十分にありますので、「これで釣ってみたい」というようなパターンがありましたら、是非お持ち下さい。
フライ・フィッシング

【ルアーフィッシング】
ロッドはライト・アクションで十分です。8ポンド前後のラインをご用意下さい。また、ドラグ性能の良いリールは必須です。

使用するルアーについては、ありとあらゆるものが使用可能です。フライ同様日本のものがはるかに先進的で、かつ効果的ですので、ぜひお好きなパターンをお試し下さい。ニュージーランド国内で一般的に販売・使用されているルアーはどれも原始的で、時には全く成果が上がっていない地元の釣り人の隣で、日本のルアーで連続ヒット、なんていうことも起こります。
一般的には、水中でアピール力の高いルアーを使うことが多くなります。特にうっすらと濁りが入ることが多い、氷河から流れ出す川の河口などでは、ホログラム加工されたものが抜群の威力を発揮することがあります。

【ウェーダー/ウェーディング・シューズについて】
少なからずの歩行を伴うことが多い南島の釣りにおいて、フットウェアの重要性は無視できません。釣りを主目的としたニュージーランド訪問の場合には、面倒でも使い慣れたご自身のウェーダー/ウェーディング・シューズをお持ちになることをお勧めします。
外来の水生植物(ディディモなど)の拡散防止のため、フェルトソールのウェーダー、ウェーディング・シューズの使用が禁止されていますから、お持ちになる場合はラバー製のソールを搭載したモデルをご用意下さい。
また毎日の使用後は、ウェーダーを含めた釣り具の消毒が法律上の義務になります。
ディディモ

初心者でも大丈夫!

初心者でもOK!
釣りは決して敷居の高いスポーツではありません。フライでも、ルアーでも、初心者の方を歓迎します。 実際にお客様の3割くらいは、お父さんについてきたお子様だったり、釣り王国を少し味わってみたかった、という初心者の方です。実際に釣りをしながらガイドがレッスンしますから、安心してご参加下さい。ビギナーズ・ラックの確率は、実はかなり高いのです。

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昨日撮影した、ディディモです。ご存知ない方のために説明すると、北米からやってきた「超」侵略的外来種のケイソウ類です。これがやってきたために、ニュージーランドではフェルト・ソールのウェーダー、ウェーディング・シューズの使用が禁止されました。胞子は目に見えず、ほんのわずかの湿り気のなかで1週間以上も生き続けます。そしてひとたび他の水域に侵入すると、ものすごい勢いで成長し、数か月後にはご覧のように川底を覆い尽くしてしまいます。川底一面が黄土色の、ブヨブヨ、グチャグチャ。川の生態系、水質などへの影響は甚大です。これの拡散を抑止するため、釣り人には道具のクリーニングが、毎日の釣行毎、あるいは水域をまたぐ移動のたびに義務付けられています。怠った場合には、罰金や懲役といった罰が課されます。クリーニングの方法はいくつかありますが、目に見えない敵が相手なので、どの方法をとるにしても念入りに行って下さい。フライやネット、リール、ウェーダーなど、水についた全ての道具が対象です。・5%の塩素系漂白剤の水溶液に、1分以上浸す(これが一般的で現実的)・完全冷凍(フライボックスなどの小物類には最適)・48時間以上の完全乾燥日本からの釣り人(その他海外からの釣り人も)でこれについてほとんど認識のない人が相当数いるようなので、現状と共にお伝えしようと思いました。車の運転と同様にルールを知っておくことは釣り人の義務なので、その他のルールとともにしっかりと勉強してから、知らない土地への釣行に臨んで欲しいものです。 ... See MoreSee Less
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